自動車保険の運転者限定特約で保険料を割引できるの?
自動車保険の運転者限定特約
自動車保険の保険料を抑える手の1つが、運転者限定特約を付けた契約です。運転者限定特約が適用される対象者と保険料の割引状況について見ていきましょう。
自動車保険の契約で運転する人を自分だけ、家族だけという形で限定する制度が運転者限定特約です。運転者を特定の人だけに限定することで特定の人以外が運転して起こした事故が補償されなくなる分、事故の危険度は下がります。
つまり補償される人が少ない程事故の危険度が下がり、保険料が安くなる仕組みになっているのです。但しこの特約を付けられるのは任意保険に限られ、自賠責保険に付けることはできません。
強制保険である自賠責保険に関しては限定の有無問わず、同額の保険料を払わなければならないので注意しましょう。ただ運転者限定特約が付いた友人などの名義の車を運転する際、どうすればよいのでしょうか。
このような予定がある方は必ず、1日自動車保険に加入して下さい。申し込みや保険料の支払いは最寄りのコンビニでも行うことができ、尚且つ通常の自動車保険とほぼ同じ補償が受けられます。
これに加入することなく他人名義の車を運転し、事故を起こしてしまえば全額自己負担で補償しなければなりません。特約の内容を理解できたら、次に補償される対象者の範囲を確認しましょう。
運転者限定特約の対象者
運転者限定特約の対象者は大きく本人型と家族型に分けられます。このうち本人型の場合はその名の通り、契約者本人の使用に限られます。
もしこのような形で契約した場合は本人以外に運転させることができません。一方で家族型の場合は本人に加え、配偶者や子供などの家族も運転可能な対象として含まれます。
損保会社により扱いが異なるものの、配偶者をはじめ同居する両親などの親族や子供が対象となることが殆どです。更に子供の場合は同居する場合に限らず、実家を離れて暮らしている未婚の子供も含まれる場合があります。
実際に運転者限定特約で申し込むことで、限定なしと比べて最大8%程度保険料が割り引かれる他、年齢条件を含めた家族型の運転者限定特約が適用できる場合があるので、必要に応じて確認して下さい。運転者を限定することは、保険料を賢く減らす1つの術にもなります。
ただ家族型の場合は損保会社により補償の対象範囲が異なる為、契約する前に運転者と契約内容が合致していることを確認して下さい。自分に合ったプランで保険を契約することで、賢いカーライフを始めてみませんか。