ロードサービスの内容で選ぶ自動車保険の見積もりについて
自動車保険のロードサービス
通勤などでの近距離利用、レジャーでの長距離利用共、移動中に車がいつトラブルに巻き込まれる状況が起きるか分かりません。
トラブルの救世主ともいえるロードサービスの内容で、自動車保険の見積もりを受ける際のポイントを考えましょう。まずロードサービスという言葉を聞いて、真っ先にどのような情景が思い浮かびますか。
多くの方が故障した車などを専用のトラックで運搬してもらったり、現地で故障した部分を細かく点検してもらう光景を思い浮かべることでしょう。
確かにバッテリー上がりやタイヤのパンクなどの事態が起きれば車を自走させることができない上、その後の工場などでの修理も必要となります。
日常点検などに不慣れな方の場合、自力でタイヤ交換などを行うのは相当大変な作業であること間違いありません。また一通りの作業に慣れていても、修理工場へ車を運ぶには専用のトラックの利用が必要となります。
なのでメンテナンスに不慣れということであれば必ず、このサービスを受けることのできる体制を整えましょう。ただ損保会社が提供するロードサービスは、車の修理や運搬だけに限りません。
旅行などで遠方に移動している場合、急遽自宅へ帰る為に電車やバスへ乗る為の交通費が発生します。
更に宿泊を伴う場合は追加で必要となった宿泊費だけでなく、予定していて宿泊先へのキャンセル料の支払いで一定の額を補助してもらえる制度を設けています。見積もりを受ける前に、損保会社ごとの一通りのロードサービスの種類を確認しましょう。
ロードサービスは車のトラブルに応えてくれる強い味方
ところでロードサービスの中身を留意できても、実際にどのような形で保険料に反映されるか不安になりませんか。実際に損保会社ごとに保険料の設定やサービス内容が異なり、何を基準に選ぶべきか迷いますよね。
もし迷ったらまずは、レッカー移動サービスに注目しましょう。トラブルが起きた現場から最寄りの修理工場まで専用のトラックに載せることで車を運んでもらうレッカーサービスは、移動距離ごとに料金が変わります。
修理工場が多く立ち並ぶ市街地であれば比較的短距離の移動で済むものの、修理工場が見つかりにくい山間部や限界集落でトラブルが起きれば、片道100km近く運搬してもらうことも珍しくはありません。
もしこれが自己負担となる場合、運搬距離が延びれば高額な出費を余儀なくされます。損保会社によっては全ての商品にロードサービスを無料で組み込む場合もある為、このような会社への契約も検討しましょう。
またロードサービスを使うと等級に影響するのではないか、不安になりませんか。ロードサービスは自動車保険と別のサービスの為、万一保険金が下りる事故後の運搬でない限りは利用しても次年度の更新で等級が下がることはありません。
最後にロードサービスは車のトラブルに応えてくれる強い味方であり、商品によってはオプション契約なしで付帯されることもあります。ただ常にこのサービスに甘んじることなく、定期的な点検を受けながらトラブルの防止に努めていきましょう。