自動車保険の対物超過修理費特約って何?役に立つタイミング

自動車保険の対物超過修理費特約って何?役に立つタイミング

自動車保険の対物超過修理費特約って何?役に立つタイミング

 

自動車保険の対物超過修理費特約

 

自動車保険に対物超過修理費特約という制度があるのをご存知でしょうか。その対物超過修理費特約について、役に立つタイミングと合わせて確認しましょう。

 

 

 

まず対物超過修理費とは、事故を起こした際に相手方の車の時価額を超えた場合、修理費の差額に顧客の過失割合を乗じた額を補償してもらえる制度です。

 

 

 

特に相手方の車の年式が古い場合は修理費が時価額を超えやすく、対物賠償だけでは補償できなくなります。そこで役に立つのが対物超過修理費特約です。

 

 

 

対物超過修理費特約を付けて契約することで相手車1台につき最大50万円の対物超過修理費が支払われます。

 

 

 

損保会社によっては金額の上限なない商品が用意されていたり、対物賠償の中に含んでいる場合があります。契約前の無料見積もりの段階などで、保険料にその額が含まれていないか確認しましょう。

 

自動車保険の対物超過修理費特約って何?役に立つタイミング

 

ところで対物超過修理費は主に古い自動車の損傷を対象とした補償ですが、その古い自動車は製造から何年位の車両を指すと思いますか。

 

 

 

答えは概ね5年程度です。現在道路を走る自動車は使用年数が10〜15年程度のものが多いようです。

 

 

 

ところが法定減価償却率と呼ばれる新製から法定的価値が無くなるまでの期間は普通乗用車で6年、軽乗用車で4年と決められています。

 

 

 

なので車1台ごとの価値が失われるまでの期間は相当短く、古い車ばかり走る世の中になっていると言い切れるのではないでしょうか。

 

対物超過修理費特約の出番

 

このような古い車に衝突した際、対物超過修理費特約の出番は訪れます。実際にこのような場面に遭遇した際、どのような手続きをとるべきでしょうか。

 

 

 

まず損保会社へ連絡する前に、相手の車の車種や年式を確認します。そして損保会社へ連絡する際にこの情報を伝えます。

 

 

 

この情報を基に、会社側は相手方の車の時価額と対物修理費の有無を確認します。もし特約を付けており、尚且つ対物修理費支払いの対象となれば一件落着と思いたくなりますよね。

 

 

 

ところが相手が車を修理するタイミングによっては、対物修理費の支払いの対象にならないことがあります。

 

 

 

対物超過修理費は相手が事故日の翌日から起算し、6カ月以内に修理を行った場合に限り支払われます。なので6カ月を超えた時期に修理を行った場合は補償されないことを留意して下さい。

 

 

 

最後に古い車が多い、言い換えればその車に愛着を持つ人が多いからこそ、事故で損害を受けた際のダメージが大きくなるものです。お互いのダメージを少しでも減らすべく、新たに自動車保険を契約する際は必ずこの特約を付けましょう。