人身傷害保険と搭乗者傷害保険は自動車保険に必要か？
人身傷害保険と搭乗者傷害保険
自動車保険は事故を起こした際の相手に対する補償と考えていませんか。確かに相手のケアも大切ですが、自分自身や同乗者のケアも相手のケアと共に大切であることを忘れないで下さい。
自動車保険に含まれる人身傷害保険と搭乗者傷害保険の違いと必要性、更にお勧めの加入方法をここで確認しましょう。
まず人身傷害保険と搭乗者傷害保険がどのような内容の保険なのか、留意しておきましょう。人身傷害保険は事故の過失割合に関係なく、補償に必要な額をまとめて支払ってもらえる保険です。
一方で搭乗者傷害保険は事故後の入院日数や後遺症の程度に応じ、一定の額を支払ってもらえる保険です。後者は掛金が安く、損保会社によっては基本補償としてセットで組み込んでいる場合があります。
ただ人身傷害保険より安価な分補償範囲が小さく、長期の入院などで損害が膨れ上がれば補償のみで補えなくなります。
場合によっては立て替えを余儀なくされるので、たとえ割高であっても全額補償してもらえる人身傷害保険を極力選ぶようにしましょう。
何故なら金額の上限がないだけでなく示談を待たずして補償が受けられるからです。また生活の為の損害分全てをまとめて補償してもらえるので、相手からの賠償を待つ必要はありません。
人身傷害保険と搭乗者傷害保険への加入
保険を選ぶ際も、できる限り充実した補償を受けたいものです。その為にもまずは人身傷害保険へ必ず加入し、可能な限り搭乗者傷害保険とセットで加入することをお勧めします。
実は人身傷害保険のみでの加入の場合は保険金が下りるまで時間がかかってしまい、迅速さに欠けるのです。
たとえ人身傷害保険でしっかり実費を補償してもらえても搭乗者傷害保険に加入していなければ、大金の一時的な立て替えが必要になる事態へと至りかねません。
この事態を避けるべく搭乗者傷害保険にも同時に加入しておくことで、治療期間中でも一定の期間に必ず保険金が下ります。
必要なタイミングで保険金を必ず受け取れるので、人身傷害保険で保険金が下りるタイミングを待つ必要がないと同時に、立て替えの必要もありません。
契約前の無料見積もりの際に同時加入が可能か必ず確かめ、安定した補償を受けられる体制を整えましょう。
人身傷害保険と搭乗者傷害保険は対人対物補償に次いで大切な存在であり、万一の事故でも自分の身をきちんと守ってもらえます。
決して相手のことばかり考え過ぎて自分の身を疎かにせず、自分の身にも保険をつけた上で安心してドライブへ出かけませんか。